オーチャードタワー(Orchard Tower)内の男性向け出会いバー「イパネマ(Ipanema)」に行った時の話。
タバコ禁止、ガム禁止、唾吐き禁止などなど、一見あらゆる面において規制が厳しそうなシンガポール。しかし、意外に売春についてはゲイランなどの一部の地域において認められている。そのためシンガポールでの男性にとっての夜遊び場といえばゲイランだ。
しかし、実はシンガポールで違法の売春の温床となっているエリアがオーチャードにある。その場所とはシンガポール在住男性なら一度は訪れたことがあると思う‥
オーチャードタワー(Orchard Tower)
このシンガポールの夜遊び場であるオーチャードタワー。タイ大使館のほぼ隣にあるこの棟には、様々な種類の個人売春のバーやクラブなどが密集している。
MRTオーチャード駅からWHEELOCK PLACE方面へ出て、交差点を渡り左折。まっすぐ進むと右手にタイ大使館が見えてくる。その隣の隣がオーチャードタワーだ。
売春出稼ぎに来ている女性の国籍は、ほとんどが中国、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、フィリピンなど、ほとんどが平均月収USD500.00前後の国の人たち。
タワー内のクラブによって微妙に国籍が分かれている。有名どころと特徴はこんな感じ。
- イパネマ(Ipanema):正面入って右手の2階。中国、タイ、ベトナム等。
- クレイジーホース(Crazy horse):4階エスカレーター前。レディボーイ。
- トップファイブ(Top5):4階の置く右手。ウクライナなどの白人。
- バリバ(Baliba):正面入って左手の1階。フィリピン人がメイン。
中でも個人売春が盛んで最も盛んなのはイパネマ(Ipanema)。という訳で今回はイパネマをクローズアップします。
イパネマ(Ipanema)
ここには、ベトナム人、タイ人、中国人、稀に遊びに来ているぽい白人なんかもいる。日本人狙いで日本語が達者なベトナム人やタイ人も多い。日本人顔で隙丸出しで入ると、服を引っ張られたり、腕を掴まれたりするだろう。
実際にシンガポールに来たばかりで右も左も分からなかった当時、ルームメイトだった職業ライターのシンガポール人、車のセールスでやって来たイギリス人に、ここに連れてこられた。
入場料はSGD15.00で1ドリンク付き。入場料を払うと腕にスタンプが押される。
中へ入ると常連の営業女性達は見た目が日本人が分かるといなや、ベタネタ触ってきたり腕をグイグイ引っ張ったりしてきて営業を始める。
シンガポールに来て間もなかった当時、自分はそれに少し恐怖を覚えて男性にナンパされる女性の気持ちを少しばかりは理解できた。が、それも約3年以上も前の話。
今では営業女性たちがアグレッシブにアプローチしてくる事は分かってるのでそれを踏まえた上で冷静に対応できる。
イパネマ内に入り、女をかき分けて中に突き進むと奥に階段がある。2階に位置しているので3階に上がるための階段だ。3階では営業してくる女性はおらずノリのいいバンドが演奏をしている(現在は3階へは上がれません)。
3階ではビールはSGD15.00だった。一年半程前も一度ここに来たことがあり中国人にしつこく絡まれた。
中女「一緒に外に行きましょうよ。」
Xin「残念だけど、おれ貧乏だから。」
中女「SGD50.00でOKだから♡」
Xin「了解、じゃあまた今度ね。」
当時はこれが安いのか高いのか分からなかったけど、後でシンガポール在住日本人の友達に、この事を話すと「アホかそんな値段やったら誰でも買うわ。なぜ買わんかったんや!」と説教された。ここでの相場が200~400という事は後に知った。
イパネマ(Ipanema)は危険な遊び場
イパネマで出稼ぎにきているのは、みんなフリーの売春婦。正規のビザで働いているゲイランの公認置屋の娼婦たちは、定期的にHIV検査等を行っている。しかしオーチャードタワーに来ている売春婦は正規のビザなんて持っていないし、旅行者ビザで「仕事」をしに来ている。
そのため、違法就労な上に違法売春というダブルパンチなわけだ。しかし、本国なら一ヶ月フルタイムで働いて、ようやく稼げる金額を、ややもすれば一日で稼げてしまう。
日本人の感覚なら一晩で20~40万稼げてしまう訳だ。そりゃ違法でも何でも思い切ってやってきて一気に稼いでしまおうという人がいてもおかしくない。
ここで仕事をしに着ている女性たちは、旅行者ビザ(原則1ヶ月)で目一杯滞在して、一気に稼いで本国で家を買ったりビジネスをしたりする、なんていう話も聞いたことがある。
とはいえ、遊ぶ側からしたら、どこの馬の骨とも分からない男複数人と寝まくった女性が働いているわけだから、危ないことこの上ない。HIVとまではいかなくても、遊び方によっては簡単に性病にかかってしまうかも。
特にシンガポールでは就労ビザを使い会社で働いている限り、健康診断という名のHIV検査が定期的に義務付けられている。もしHIV検査で陽性になると、速攻MOM(シンガポール労働省)に報告され強制帰国させられる。
半年以上も前、大阪府民会で会った日本人のお医者様によれば、引っかかってMOMに報告され日本人男性もいない訳ではないみたい。HIV以外の性病なら尚更だろう。
どうしてもお遊びしたいのなら、定期的に女性達が検査された上で働いているゲイラン置屋の方が無難かもしれない。