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シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、投資、日々の生活など気ままに書き綴ります。

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日本企業三社のパクリであると話題の名創優品(メイソウ、MINISO)がシンガポールに9店舗もあるので行ってきた。

どうも、シンガポールでの職場がシティエリアから少し離れているXin(しん)です。先日はタンジョンパガーにある、たぶん韓国人にとって、在住日本人から見たGyoza barぐらい知名度がある店で飲んできました。ちなみに自分はGyoza barバージンです。Gyoza barおいしいの?

友達と待ち合わせのため洒落乙にアップグレードされたタンジョンパガー駅内を徘徊していると、最近やたらとシンガポールで見かけるようになったチェーン雑貨店を見つけたので、いい加減その店について調べる事にしました。店の名前はタイトルの通り。

三大企業のええとこ取りの「名創優品(メイソウ、MINISO)」

名創優品(メイソウ、MINISO)は、2013年創業の雑貨販売を主に行う広東省発のれっきとした中国企業。中国では10元(160)で商品価格を統一しているらしい低所得者向けの雑貨店。 いわゆる100均のような存在です。100均といえば日本ではダイソーですよね。そういえ「メイソウ」という名前が「ダイソー」そっくりだ。

これはシンガポールのタンジョンパガーセンター店。ロゴは赤塗りに英語とカタカナの白文字でユニクロのそれとそっくり。雰囲気も何となくユニクロに似てる。靴下や下着も売ってました。

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そして、これがメイソウで良く見かけるドリンク。略してメイソウドリンク(←いま命名した)。シンプルでお洒落な感じ。どことなくデザインが日本の無印良品に似てますよね。良く考えたら「名創優品」と「無印良品」も名前が少し似てる(笑)。

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そんな訳で、以上の特徴からメイソウについて纏めるとこんな感じなる。

  • 形態&名前:ダイソーそっくり
  • ロゴ&店舗:ユニクロそっくり
  • 商品&名前:無印良品そっくり

何ということだ、日本の大企業三社見事にパクっとるやないか。パクリはパクリでも各企業のええとこ取り。なんと言う荒技だ、逆に新しいわ。

マーケティングが上手

日本のネットでは2014年頃に既に話題になって、「とくダネ」というフジテレビの有名なバラエティ番組でも取り上げられたよう。

というのはメイソウは先に挙げたパクリだけではなく、本当は中国企業なのに日本企業であると偽装して営業していたらしい。その偽装のストラテジーが秀逸なんだ。

 1.創業者が日本人と宣伝

設立者は文化服装学院を卒業した三宅順也とされ、デザイナーとしてイベントやポスターにも顔を出している、実在する人物である。但し後述の通り三宅本人により実際の経営に三宅がかかわっていないことが話されている。実際の運営に関わっているのは、中国のファッション雑貨販売店・「哎呀呀」(代表・葉国富)であるとも報道されている。

名創優品 - Wikipedia

 2.本社が存在しない東京の住所

商品に記載されている法人名は「株式会社名創優品産業」、中国側の運営は株式会社葆扬となっている。本社は東京都中央区銀座3-10-7(銀座京屋ビル7F)に置かれているが、商品のタグによっては渋谷区神社前4-2-8(設立者によれば「神宮前の間違い」とされる)や、目黒区原町を指している場合がある。

名創優品 - Wikipedia

1については本人は経営には関わっていないにせよ、メイソウの人間なので無理やりこじつけできるかと。2については若干のやりすぎ感があるよね。しかし、それさえも今となっては「炎上させて知名度獲得するぜウェーイ」的な計画だったかと思わざるを得ない。

今でこそ、シンガポールではアップルのiPhoneよりもサムスンのGalaxyを持ってる人の方が多いのでは?、というイメージがあるけど、過去にはGalaxyも「iPhoneのパクリだ」と言われて争ってたもんね。しかし、今やiPhoneは失速気味でスマホ戦争に負けつつある。

結局は下手なブランドイメージより、ユーザビリティが優れているGalaxyやAndroid Phoneが勝ってしまってる感が半端ない。メイソウの場合はダイソー、ユニクロ、無印良品のパクリ融合でもあるから、そら強いと思う。

シンガポールのメイソウは9店舗

各企業(国)のええと取りという点でメイソウはシンガポールそっくり。 シンガポールで投資カンファレンスも開催してたぽい。 

そういう背景もあるのか、シンガポールでは中国、香港に次いで既に9店舗(2017年2月現在)も展開している。数年前は全然見かけなかったのに、シンガポール在住者としては「いつの間にこんなに増えたんや」という思いだ。

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MINISO 名创优品 Japan Stores around the world 

シンガポールのメイソウで売ってた物

先日は飲み会の直前につき、(荷物になるので)悩んだ挙句何も買わなかった。だけど、タンジョンパガーセンター店ではどんな物が売っているのか、適当に写真を取ってきたので載せておきます。

Bluetoothイヤホン:約SGD12.00f:id:xinsg:20170209125903j:image時計:SGD7.00f:id:xinsg:20170209130028j:image化粧品:値段未確認f:id:xinsg:20170209130017j:imageシルバー:約SGD4.00f:id:xinsg:20170209130035j:image歯磨き粉:値段未確認f:id:xinsg:20170209130012j:imageスマホケース:約SGD4.00f:id:xinsg:20170209130007j:imageゴーグル:約SGD10.00f:id:xinsg:20170209130000j:image男性下着:約SGD6.00f:id:xinsg:20170209125940j:imageデジタルヘルスメーター:SGD14.00f:id:xinsg:20170209125930j:imageヘッドホン:値段未確認f:id:xinsg:20170209125918j:imageスピーカー:SGD15.00~30.00f:id:xinsg:20170209125922j:image財布:約SGD10.00(記憶自信ない)f:id:xinsg:20170209125641j:image小物:SGD4.00~SGD5.00f:id:xinsg:20170209125708j:imageサッカーボール:約SGD6.00f:id:xinsg:20170210135452j:image

どれもリーゾナブルプライスである。その他、赤ちゃん用エプロン(よだれ掛け)、スマホケーブル、女性用化粧品&鏡などの小物なども沢山売ってました。もはや、プチ洒落乙ムスタファセンターと言えよう。しかし、クオリティはどれも侮れなさそう。

メイソウのキャッチコピーは「今の生活が好き!だから、名創優品(Love Life, Love MINISO)」だそう。このキャッチコピーだけはパクりではなさそうです。 斬新な模倣とマーケティングにより急成長する新興巨大雑貨チェーン店「メイソウ」。なぜか自分は嫌いにはなれないです。今度メイソウで買い物してきます。