SINLOG

シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、投資、日々の生活など気ままに書き綴ります。

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海外にも「二次元の女性しか愛せない人」がいるのか調べてみた結果、その程度が日本を遥かに超えていたので何でもOKと思えるようになった。

どうもご無沙汰しております。メリークリスマス过(グオ)。今年のクリスマスディナーはサンテックの売れてないラーメン屋さんのラーメンでした、Xin(しん)です。

今年は珍しくクリスマスが土日となっていたので、当日はシティエリアがとんでもなく混雑するだろう。などと思っていたのですが、意外や意外。一番人が多くなると思われる午後5〜6時ごろシティエリアはガラガラでした。MRT車内もガラガラ。

ざっと降ってさっと止むスコールが多いシンガポールですが、5時ごろから土砂降りの雨が降り出して、その後も延々と雨が降り続いていました。雨のなか外を歩いている最中。

しん「Why today it keeps raining?」

友達「Cos, today is Christmas Eve!」 

しん「Noooo, that cannot be a reason!」

友達「Cos, you are asking!」

※(Cos=Because)

みたいな不毛なやり取りを続けていました。まさに雪が降るホワイトクリスマスならぬ、雨が降り続けるブルークリスマス。今年のシンガポールは、その次の日のクリスマスも雨が降ってました。ほんまに気分がどんより。しかし、自分は独身だし恋愛ベタなタイプですが、一緒にクリスマスを過ごしてくれる生身の人間はいました。

衝撃的な動画を見つけてしまった

先日フェイスブックで衝撃的な動画を見つけてしまいました。「Gatebox」とか言う一緒に暮らしてくれバーチャルロボット(女の子)の宣伝動画。売れそうな商品やサービスを創って、金儲けを試みる企業の健全な営利活動なんだろうけど、なんだかすんなり飲み込めない。個人的に「こんな商品が世の中に出回ってええんかいな」と思わせられた。

もやもやしていた自分の気持ちを代弁してくれている投稿。


ペドロさん「何てこった、、日本人は思った以上に早く消滅しちまうぜ。」

  こんな可愛らしい外国人女性の投稿も。

シャンテルさん「  ちぇ、わたし彼のワイフになれる?、彼マジでキュートだわ。」

動画のモデルさんは、神経質でひ弱そうな典型的な日本人男性。誠実そうで清潔そう。モテなさそうな感じには見えないですが、内容にはマッチしている良いモデルさんだと思います。仮に自分が彼だったとして、超絶モテないタイプで、どんな生身の女性にも相手にされなくなった結果、動画の「Gatebox」に相手してもらうようになったとします。その時もし「シャンテルさん」の投稿に気付いていたら、自分なら即効でシャンテルさんにダイレクトメッセージを送っているだろうと思います。

1ミリもブレることなく安定の精神状態で毎日相手をしてくれるロボットよりも生身の人間の方がいい。仮にオリエント工業が知能や感情を持つ、相手に従順に従うようにプログラムされた「完璧」なドールを開発したとしても、ドールより実際の人間の方がいい。たぶん、それが多数派の感覚だと思います。

ガチで2次元にしか興味がない層がいる

しかし、もしかしたら「Gatebox」の動画の男性は、自分から好んでこういう生活をしているのかもしれない。日本には生身の人間より、作り上げられた2次元(動画の女性はノンリアル3次元だけど)の方を好き好んで愛しながら生活している人たちがいるらしいのだ。中には2次元と結婚した人まで。

これを読んだ自分は先ず「シンガポール人でも同じような人がいるのだろうか」という疑問を抱いた。シンガポールにもオタクが多いけど、ここまでの症状はなかなか聞いた事がないんですよね。そこで実際にシンガポール人に聞いてみることにしました。

二次元と結婚したシンガポール人はいる?

日本語学習の動機がアニメであれば、アニメ愛と日本語力は比例する。日本語が上手くて、アニメ関係のイベントには漏れなく参加していそうな若いシンガポール人の友達に聞いてみた。予め先のオモコロの記事をシェアした上での会話が以下。

そこまで極端な人はいない気がする

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オタクはいるけど、人間の彼氏や彼女がいる

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「海外にはいるんじゃない?アメリカとか」うん、薄々は気づいていたけど、シンガポールの人口は約550万人で兵庫県や北海道の人口とほぼ同じで人口が少なすぎる。日本の約3倍の人口が’いるアメリカならどうだろうか。アメリカ人に聞いてみよう。

二次元と結婚したアメリカ人はいる?

という事でアメリカ人に聞くことは決まったものの、自分には「ねぇねぇ、アニメキャラと結婚したアメリカ人はいる?」なんて気軽に聞けるアメリカ人の友達はいない。そこで、普段たまにお世話になっている「HiNative」というアプリを利用することにしました。

HiNativeとは

外国語に関する質問に対して、ログインしているネイティブ・スピーカーが回答しくれるアプリ。質問だけじゃなくて回答する事もできる。

ユーザー数の多さから回答速度はほとんどリアルタイム。基本的には言語に関する質問を投稿、回答するためのプラットフォームだけど、外国人に対する一般的な質問をすることもできる。という事で、これを使って外国人(主にアメリカ人対象に)質問をぶつけてみました。

質問内容(要約)

「日本には、アニメキャラを本当に愛していて2次元と結婚したという人までいる。最初はジョークだと思ってたんですが本当にそういう人がいるそう。この現象は日本だけのもの?アメリカにも2次元しか愛せない人はいますか?」

回答

・アメリカにもそういうアニメキャラを愛している連中は沢山いるけど約半分はバカ者で冗談でやっているだけだと思う。

・アニメキャラを愛しているという人は聞いたことがあるけど、生身の人間を愛せないとか、アニメキャラと結婚するとか言うとはあり得ないと思う。

・日本だけじゃない、世界中に実在しない人物だったり、物を愛していたりする人はたくさんいる。ほとんどの場合は(現実世界で)愛を見出すことができない人がそうなる、だから彼らは別世界で愛を探そうとするんだ。

・たぶん、本当にアニメキャラを愛している連中がいるんだろう、ワイフピロー(妻枕?)の話を聞いたこともあるよ。だけど、アメリカではそれが問題になるとは思えないな

・人間のことを知るというのはこういうことさ。そういう事は起こっている。もちろん、大多数はそうではないけど、そういう人も一定数はいる。おれたちはそういう人のことを「weeaboos」と呼んでいるよ(この単語をググってみればどんな人たちの事か分かるさ)。たしかに1部はジョークで言っているやつもいるだろうが、本気で3次元よりも2次元の方を好む人もいるだろう。

https://hinative.com/en-US/questions/1470754#/level_description

閲覧注意!weeaboosでググったらとんでもないものが出てきた

最後の人がアドバイスしてくれた通り「weeaboos」で検索してみると、なんと自分の想像をはるかに画像が。

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SASUKE IS MY WAIFU (サスケはおれの嫁)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)

もはや次元を超えておる。当初は、アニメの環境にのめりこみ易く、人間以上の完璧さを求める人が多そうな、日本だけの現象だと思っていただけに、この事実には動揺を隠せませんでした。そして、2次元と結婚してるアメリカ人がいるという事実を知った自分は「Married 2D(2次元と結婚)」というワードでググってさらに驚くことになりました。

 アメリカでは2次元との結婚が法的に認めらえている?

と思ったらこれは2010年4月1日のエイプリルフールの記事でした。しかし、2次元との結婚証明書を発行するサービスは実在するそう。

この結婚証明書の記事、日本語の記事が見当たらないので、アメリカ人若しくは英語ネイティブ向けのサービスだと思います。いずれにしても、日本のみでなく、海外(アメリカ)にも、こんなサービスができるほど「2次元と結婚する人」が相当数いて、しかもその程度が日本の比ではない事実に驚きを隠せませんでした。

社会的には問題にはならない

当初は「Gatebox」に何かもやもやした違和感を感じていた自分ですが「weeaboos」のあまりの凄まじさ故に「Gatebox」に対する抵抗がゼロになってしまいました。「Gatebox」いいんじゃない?

自分は「Gatebox」や2次元には興味はないけど、好みは人それぞれ。世界は広いし奥深い。世界には同性と結婚したり、動物と結婚したりする人もいるんだから、2次元婚もありなのではないか。非婚化、少子化とか社会的に影響するほどの数でもないだろうし、その人が今まで生きてきた結果が2次元婚なのなら誰にもそれを止める権利はない。

もう自分は「うんこと結婚する人」が出てきても動揺しないだろうと思います。