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シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、投資、日々の生活など気ままに書き綴ります。

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高級HDB「ピナクル・アット・ダクストン(The Pinnacle @ Duxton)」の屋上展望台に行ってきた。

高学歴、高収入、高身長、を意味する「三高(さんこう)」といえば、日本の高度経済成長期、女性の理想的な結婚相手である男性の形容として有名になった言葉である、という事は、日本人なら殆んどの人が知っているだろう。

コンドミニアムとHDB

一方、現地に在住する人間にとっては有名な話だが、物価の高い金持な国であるとメディアで持てはやされるシンガポールにも「三高」に相当する単語が存在する。「5C」と呼ばれていて5つの「C」は、それぞれ以下を意味する。

  • Cash(現金)
  • Car(車)
  • Credit card(クレジットカード)
  • Career(職業)
  • Condominium(コンドミニアム)

住宅費が馬鹿高いシンガポールでは、コンドミニアムに住むことが一種のステータスとされいるのだ。コンドミニアムには一部のお金持ちのシンガポール人や、駐在員の外国人などが住んでいる。

一方、シンガポールの9割が住む庶民的なアパートはHDBと呼ばれている。HDBとはHOUSING & DEVELOPMENT BOARDの略で、日本で言うところの公団住宅のようなもの。コンドミニアムに比べて安価だが、シンガポール永住権保持者の既婚者、もしくはシンガポール国民しか所有権がない。しかし、賃貸で住まわせてもらうことは外国人でもできる。現に貧乏人の代名詞「現地採用」である自分も例に漏れずHDBに住んでいる。

超高級HDB「ピナクル・アット・ダクストン」

しかし、そんな中でも高級なHDBがシンガポールに存在する。以前少しだけ紹介したことがあるが、シンガポールビジネス街エリアのど真ん中、タンジョンパガーに我が物顔でそびえ立つ建物「ピナクル・アット・ダクストン(The Pinnacle @ Duxton)」だ。

Pinnacle@Duxton

2009年に建てられた50階からなる巨大なHDB。シンガポールの東西線のタンジョン・パガー駅のA出口に出ると、この建物がいかに壮大か目の当たりにすることができる。ワンユニットは約100万シンガポールドル(現在のレートで約8000万円)以上。コンドミニアムにも負けないくらいの高級なHDB。

ピナクルの屋上展望台への行き方

そんなピナクルの屋上展望台は有料だけど一般に開放されている。EZ LINKカード(地下鉄のプリペイドカード)決済で、たったのSGD5.00。先日友達とタンジョンパガーのカフェに行ったとき、偶然ピナクルの話になってピナクルの屋上展望台に行くことになった。

最寄り駅はタンジョンパガー。改札から多少歩くことになるけど、出口Aから出ると良いだろう。その後の具体的な経路について詳しく書かれてある記事があったので、具体的な行き方にはついては、こちらを参照。

警備員のおじさんはここにいる。友達のEZ LINKカードではすぐに支払いができたのだけど、自分カードでは支払いができず( ´Д`)。結局マニュアルでセットしてもらって手書きのレシートをもらいました。旅行者でEZ LINKカードを持っていない場合は、ここで購入することもできるようです。

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この奥のエレベーターで50階へ。

ピナクルの屋上展望台へ到着

そして、ようやく屋上展望台へ到着。最上階は見晴らしは良いけど思いのほか殺風景。SGD5.00の価値はあるのだろうか。

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土曜日の昼食後という、ハングアウトのゴールデンタイムに向かったにもかかわらず、殆ど人がいませんでした。何故だ?

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それもそのはず、友達と「ここら辺にゆっくりとくつろげるバーやカフェがあったら、みんな行きそうだし、有名な観光地になりそうだね」などと感想述べつつ、とりあえず一通り回るも、らしき建物は一切見つからず。

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気持ちは良いけど、こういった風景を楽しむ他ありませんでした。うろうろ回って思う存分写真を撮りつつ時間を過ごした。

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この後にトラブることも予測できずに。

建物内に戻ることができず慌てた

「うし、そろそろ戻ろうか!」などと言いつつ建物内に戻ろうしたとき事件が発生。それぞれの塔に中に戻るためのカードリーダーがあるのだけど、どの塔のカードリーダーにEZ LINKカードをスワイプしても認識してくれず、外に締め出されてしまった( ´Д`)。

結局ここに書かれてある電話番号に掛けて、どの塔にいるのか、何名なのかを伝えて、何とか建物内に戻ることができました。

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例えば営業終了時間ぎりぎりに上ってきて、もとに戻る際にカードがワークしなくて、唯一の電話番号らしき、この番号にも繋がらなかった場合は、一体どうすれば良いのか。起こりうる可能性が限りなく低いアホな事を想像しつつ階下へ戻りました。

全体的な感想

ピナクルはタンジョンパガーの目の前にあるのでアクセスはしやすいし、壮大な風景が楽しめるので観光地としては悪くない。だけど、理由は調べていないけど、もしこの展望台にに程々の人が来るのだとしたら、MRTの駅構内のように人通りがあるにも関わらず何もお店がないから、勿体ないね。金儲けがうまいシンガポールらしくない。などという感想を持ちました。

しかし入場料はSGD5.00と安いし、風景は見応えがある。シンガポールに旅行でやってきて、タンジョンパガー駅まで来たが手持無沙汰だ。という場合には、悪くない観光スポットなのではないかと思いました。