SINLOG

シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、投資、日々の生活など気ままに書き綴ります。

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英語では表現不可能だかシンガポール英語(シングリッシュ/Singlish)では表現できる日本語(邪魔しい、サボり魔、文句たれ…etc)があるということ。

どうも、ブログ執筆「サボり魔」のXin(しん)です。

疲れてるわけでもない、忙しいわけでもない。ただなんとなく最近ブログを書く気が起きんです。

・何でもかんでも気分が乗らないときは無理しない方がいい!
・適当に生きていればそのうち気が乗ってくるだろう!

というのが自分の考え方なのですが、少なくとも月2回は更新したい。

「何か楽に書けるネタはないかな?」

と日々テキト~に過ごしていたら、面白いシングリッシュのネタが入ってたので、今回はそのシングリッシュネタについて紹介しようと思います。

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シングリッシュ(Singlish)=究極のズボラ言語! 

シングリッシュと聞けば、少し各国の英語のなまりに明るい人なら「あ~あの語尾にLah(ラー)をつけるやつでしょ?」な~んて思うかもしれない。

だけど、シングリッシュは色んなバリエーションがある。そんな単純なものじゃない。それについては、以前「進撃の巨人!名場面シングリッシュ吹き替えバージョン」についてシェアをした。

自分は結構このシングリッシュの音や、使い勝手の良さが好きだ。

なぜかというとシングリッシュは、極限にまで無駄を削ぎ落とし合理化した実践的な、ズボラのズボラによるズボラのためのローカル言語だからだ。

シンガポール人はどんな国民性なのかと聞かれたら、自分は一言「プラクティカル(実践的)」だと答える。

仕事でもすべき事だけを厳選して自分の仕事だけ(仕方なく)やり。仮に自分のフィールドではない仕事がアサインされたら「それ私の担当じゃないから、あっちに振ってバイ」と平気であしらう。シンプルに自分の仕事のパフォーマンスに直結することしかしない。

そのため、パフォーマンスには全く直結しないなら、仕事以外で同僚と関わることも稀だ。むしろ、せっかくのプライベートなのに職場の人といると疲れるからパフォーマンスが落ちる。同僚とハングアウトなんて滅多にしない。

たとえば自分が働いている会社だと、カンパニーディナー(ランチ)は年に1回あるかないか。そんな年1回の集まりでさえ上司がコーディネートしようとすると「私(僕)いけないから~!」と平気で社内チャットで返ってくる。

よく言えば合理的、悪く言えばズボラ。そんな彼らが発展させたシングリッシュというローカル言語も、極限にまで無駄を省いたズボラにぴったりの言語なのだ。

使う単語の優先順位は「早い」「易い」「上手い」

中華系シンガポール人の知り合いが多い人は、プライベートでなぜ彼らが英語ではなく中国語を多用するのか疑問に思ってる人もいるかもしれない。

きっと彼らは「中華系だから中国語を使わないといけない」なんて思ってる訳ではなく、単純に中国語を使う方がラクだから中国を話しているだけ。英語の方がラクなら英語を使ってる。

たとえば、これを見て頂ければイメージしやすいと思う。

「May I have a sugar can juice, big size with less ice」よりも「甘蔗汁(gan zhe zhi),少冰(shao bing),大的(da de)」の方が遥かに早いです。

http://singapore.asiarian.com

吉野家じゃないが、英語・中国語・マレー語などの自分が喋れる言語のオプションから、最も「早く」「易く」「上手く」意思疎通可能な単語を無意識のうちに選び使う。それがシンガポール流。

英語はシラブルが長かったり発音も面倒だから、文法も発音も適当でOKな中国語の方が遥かにラクなのだ。

たとえば日本語を勉強している中華系シンガポール人なんかになると「駅」という単語を言うとき、英語(station)でも中国語(车站/chēzhàn)でもなく、日本語(駅/eki)を使うようになる。もちろん相手が日本語も理解する場合のみだけど‥‥。

そう考えると何故シンガポール人が「can/キャン」を多用するようになったのかが容易に想像できると思う。

「Is it possible?…そんな面倒くさいこと言ってられるか、canで伝わるだろcanで!」

という気持ちなんだと思う。出来るだけラクにシンプルに意思疎通という目的を達成する。それがシンガポール流なのだ。

シングリッシュの「king」が便利

そんなシングリッシュだが、自分はとある事情からシングリッシュ特有の単語を勉強してた時期がある。

その時に、コミュニケーションの実用性を重視したシングリッシュは様々なバリエーションがあり、英語には翻訳不可能だが日本語単語と合致するシングリッシュワードが結構あるという事に気づいた。

今回は、その中でも幹となるシングリッシュワード「king」を紹介していきたい。

自分がシングリッシュワードなかでも好きだった音が「sabo king(サボ・キング)」である。 

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「sabo king」とは、フランス語由来の英単語「sabotage(邪魔する)」と、誰でも知ってる英単語「king」を組み合わせたシングリッシュワード。

「king」とはご存知の通りふつうの意味は「王様」だが、シングリッシュにおいては「何度も同じ事を繰り返す奴」という意味もある。

したがって「sabo king」は日本語に訳すなら「邪魔しい(邪魔をを繰り返すウザい奴)」という事になる。

英語ではこのような微妙なニュアンスは表現できないが、シングリッシュでは可能なのだ。

シングリッシュの「king」を使ったワード

加えてシンガポールでフルタイムで働く人なら覚えておきたい単語として「MC king」がある。

「MC」とは病休やズル休みの時に病院でもらう「Medical Certificate」の略。「MC=休み」である事はシンガポールで働く人なら誰でも知ってると思う。

「MC king」とは休暇を繰りかえす人のこと、つまり「サボり魔」という事になる。きっと貴方の職場にも1〜2人は「MC king」がいるんじゃないだろうか。

最近シンガポール人に、この「king」を使った様々な表現を教えてもらう機会があった。「sabo king」「MC king」に加えて、それらを紹介するとこうなる。

  • sabo king:邪魔しい
  • MC king:サボり魔
  • eat sanke king:怠け者
  • complain king:文句垂れ
  • compare king:比べたがり

案外少ない(汗)。ちなみに普通の英語だけど、真似を繰り返す人の事を表す‥‥

  • copycat:真似しい

なんて言うのもある。

シンガポール人は言葉遊びが好きだから、今までにない単語でも適当に「動詞・形容詞 + king」を組み合わせたら理解してくれそう。

シンガポール人も馴染みのないシングリッシュ?

あるシンガポール人が教えてくれたけど別のシンガポール人は「馴染みない」という表現が2つある。それぞれ紹介していきたい。

①バナナ(Banana)

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「Banana」は西洋文化が好きな中華系シンガポール人を指す。

中華系でも、中国文化に興味が全くなくフランス、ドイツ、イタリアなどの西洋に興味があるタイプのシンガポール人だ。

この単語を教えてくれた友人によれば「バナナは外が黄色い(アジア人)が、剥いたら中は白い(白人)だから」という事らしい。外は黄色人種だが中は白人だよ…ということだ。妙に説得力がある。

日本語に訳すなら「西洋かぶれ」「欧米かぶれ」「外専(がいせん)」と言ったところ。しかし実際にこれを他のシンガポール人に使ったところ「しっくり来ない」と返事をしてくるローカルもいた。

②カラン・リヴァー(Kallang River)

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「Kallang River」は最も謎な、ごく一部のシンガポール投資家によって使われている表現。おそらく「暴落」「急激に株価が下がる」という意味だと思うが確証はない。投資家のシンガポール人の友達に聞いても「そんな変な表現だれも使わないよバーカ!」と冷たい返事を返される。

しかし、この表現はシンガポールの投資関係の掲示板で頻繁に目にする。

あんまりにも目にするが「知らん誰も使わん」と罵倒されるのでこのスクリーンショットさえ送ったこともある。

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しかも・・・

「Omg, why today Vneture is like Kallang River?」

(うわぁ、なんで今日ベンチャー暴落してんねん?)

なんて言う使い方なら分からなくもないが‥‥

「Are you kallang river by tech companies?」

 (テクノロジー企業のせいで君はカラン・リヴァー?)

という使い方なのだ。

全く以て意味不明なので、困った時に何でも聞ける「Hinative先生」に聞いてみる事にしました。

HiNativeの住人たちも混乱している様子。納得いく回答があったら此処にアップデートします。

Hinative Teck:まさかの宣伝!

そんな風に何時でも何処でも言語に関する質問ができる「HiNative」を運営する株式会社Lang-8が、新サービス「HiNative Trek」をローンチしました。

「HiNative Trek」では学習者に毎日課題が届き、英作文と発音で提出します。そしてその日のうちにアンモー先生が音声つきで添削してくれるそうです。

ふつうの英会話とは違ったアプローチのサービスですね。

ビジネス英語が基本ですがテクノロジー社会を見越して「ITコース」なるものもあるそう。しかし月額9,500円と少し高め。

ちょっと高すぎやしないか?

アンモー先生の人件費かかりますんで‥‥

正しい表現ばかりに拘るのも如何なものかと思うけど

あんたら日本人は何でも完璧がすきな完璧主義者でしょ?

・・・・(生意気な宇宙人め)

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