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シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、投資、日々の生活など気ままに書き綴ります。

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シンガポールでカオスな地域として認知されつつある「イーシュン(Yishun)」がヤバい。最近の10件のクレイジーな事件を紹介します。

ご無沙汰しております。いつも仕事⇔自宅の行き来でマンネリ化しております。先月当ブログがようやく月間4万アクセスを達成しました。よくこんな筆者の独断と偏見だらけの気のままブログに、こんなに沢山の人がくるものだなと思う今日この頃。これからも適当にブログを更新していきます。

イーシュン(Yishun)が半端ない件

最近は中途半端になっている旅行記事も続きを書きたい気分にはならない。かと言ってブログネタも思い浮かばない。何を書くかなとふと思っていた矢先、ある記事を目にして思い出しました。

「シンガポールを再び偉大にするためにイーシュンに壁を築く10の理由」と題されたこのタイトル。「Mexico⇒Yishun」「America⇒Singapore」に置き換えたことは明白ですが、この記事の内容の通りシンガポールのイーシュンは、それだけ語るに値する場所なんですよね(笑)。

シンガポールは日本以上に安全な国。しかし強いて言うならどこが最も治安の悪い場所なのかと聞かれると、以前なら自分はゲイランかリトルインディア辺りと答えていたであろう。しかし今ならイーシュンと答えるかもしれない。この狭いシンガポールにおいて、超変な事件に絶えないホットなプレイスだけど、その理由は不明。それが最近のイーシュンなのだ。かくいう自分もシンガポールの旧新年の記念すべき一発目の魚生(ユーシェン)はイーシュンで済ませてきました。

そんな訳で、ほとんど上の英文記事の和訳になってしまいますが、今までイーシュンで何があったのかについて軽くまとめていこうと思います。

 1.子供探しの男

2016年11月3月、イーシュンでマレー系の男性がムスリムの家庭のユニットをノックして子どもがいるか尋ねる事件があった。ユニットをノックして挨拶した男に対して、住人の女性が挨拶を返しするなり、急に男は「家に赤ん坊がいるか」と女性に尋ね、女性が何故そのような事を聞くのか尋ねたところ、男は何も言わず去っていった。幸い子どもは隣の部屋にいたため、男に見つかることはなかった。
Malay guy knocks downs doors in northern SG

2.猫殺し

2015年9月~2016年7月の間、イーシュンにて猫の死亡、負傷の件数が47件確認された。うち3件は猫虐待による死亡と断定され、他14件は交通事故、病気、高階層によるもの、5件は調査中であり、25は証拠不足のため未解決のまま(2016年7月当時)。41歳の無職の男性がイーシュンリングロードの13階から猫を放り投げていた事に対し、18ヶ月の執行猶予の判決が下された。
AVA investigates deaths of two more cats in Yishun

3.人噛み美容師女

2015年12月17日、ポルトガル国籍の永住権保持者の美容師の女性(45歳)が、ミャンマー国籍の夫とクラークキーで飲んだ後タクシーに乗車した。目的地イーシュンのブロック646に到着したのち、夫婦は運賃31.50シンガポールドルを支払わずに下車。ドライバーが運賃を払うよう呼び止めるも、夫婦はその場を去ろうとしたため、タクシードライバーは警察を呼んだ。ボイドデッキで警察を待っている間、タクシードライバーは夫婦が逃げないよう女性の服を掴んでいたが、女性は罵倒してドライバーの腕に女性が噛み付いた。
Beautician gets jail for biting cabby

4.血みどろモール死亡男性

2016年8月12日の正午、イーシュンのノースポイントショッピングセンターにて男が血を流して倒れているのが発見された。当初は殺人が疑われたが、警察の初動調査により自殺であるらしいことが判明した。目撃者によれば男はトイレからよろめきながら出てきてアウトレットの床に崩れたとのことだが、事件の真相については不明である。兵役中と思われる若い男の腹部に損傷はなく、血は頸部と左手首から流れているものだった。
Blood-drenched man with multiple injuries found

5.コカイン密輸男

2016年12月12日、イーシュンに住むシンガポール人男性が9人の中国国籍の男達と共にコカインをオーストラリアに密輸しようとした。密輸を試みたコカインは約180kgで60万オーストラリアドル(約65万シンガポードル=約5200万円)相当。計10名の男たちは密輸を試みた当日、タスマニア海岸から1,300km離れた地点で、オーストラリア当局に捕らえられた。
$65m Aussie drug bust: Singaporean charged

6.麻薬組織のボス男

2016年6月3日まで11日もの間イーシュンで大麻及び覚醒剤が取引されていたことが判明し111人の容疑者が逮捕’された。組織のリーダーと思われる26歳の男性がイーシュンのドラッグストアで捕らえられた。ドラッグストアでは6万2千シンガポールドル(約500万円)相当の1.8kgの大麻と覚醒剤が取引されていたようだ。26歳のドラッグストアのオーナー、その他3人の関係者も逮捕された。
26-year-old suspected drug syndicate leader arrested

7.ダムに浮かぶ女性死体

2016年12月19日の早朝、セレター・リザーバー公園のイーシュンダムで中華系女性の死体が浮いているのが目撃された。40代と思われる女性はシンガポール民間防衛局により回収されたあと、救急救命士により死亡が確認された。
Female body found near Yishun dam

8.妻殺しの男

2016年8月15日、29歳の妻殺人の罪により37歳の男性が逮捕された。報道によればイーシュンリングロードのブロックの3階で被害者が殺害されたとされているが、警察当局によれば、女性は傷だらけでクォーテックプアト病院に搬送されたのち、数時間後の翌日4時半に死亡したとされている。夫婦は離婚手続き中だったようだ。
Man charged with ex-wife's murder at Yishun Ring Road

9.女学生に猥褻行為をした建設作業員男性

2015年7月14日、HDB(公団住宅)の改装作業に従事していたバングラデシュ国籍の36歳の建設作業員男性が、HDBに住む20歳女性に対する猥褻行為で逮捕された。同日の正午、イーシュンのユニットで男は女性の首にキスをし胸を掴んだ。当時ユニットには誰もいなかった。男は女性への肉体的な接触はあったものの意図的なものではないと容疑を否認している。最高裁の判決の結果、男は7ヶ月間の投獄刑に処された。
Worker doing flat upgrading ended up molesting student

10.天井のコンクリート板落下

 2016年1月6日、イーシュンのHDBの天井のコンクリート板が落下、80歳男性が脚を切った。事件は男性は彼の娘のHDBであるイーシュンリングロードのブロック141に滞在している時に起こった。同日午後9時ごろ、男性がマスタールームに設置されているトイレで用を足し便座から立ち上がろうとした際、洗面台の目の前のコンクリート版が落下、左膝と足指を負傷した。もし数秒早く洗面台の前にいたら、コンクリートは頭上に落下していたと男性は話す。男性の娘によればユニットは築30年以上で改装は1度もされていなかったとのこと。
Concrete slab falls in Yishun flat, cuts elderly's leg

ローカルの友達との間では既にネタに

内輪内で些細な報告をしたり召集をかける目的で作られたWhatsappグループチャット(メンバー:シンガポール人、マレーシア人、フィリピン人等々)があったのですが、いつの間にか、そのチャンネルはイーシュン事件アラートの役割も果たすようになってました(笑)。というのも上の10件は単なる氷山の一角に過ぎないんですよね。イーシュン関係の事件は他にもある。例えば。

イーシュンのHDBユニットが売春宿として使われているニュース

イーシュンからUberに乗ったら警察署に到着したというニュース

イーシュンで女性にアソコを見せる男が出現したニュース

アロアジニュース

アロアジニュース

もはや、例えばシンガポールで殺人事件、強姦事件、強盗事件などの凶悪犯罪が起きたら「うそ!シンガポールでそんな事が起こったの?」と驚くけど「場所はイーシュンだって!」と言われたら「あ、なるほどね、No wonder!」と思うレベル。アプリSGAGでシェアされている、こんな皮肉画像なんかもあります。

イーシュンで警察官にショットガンを使おうとしたニュース

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イーシュン在住のコカイン輸送男のニュース(上で紹介した件です)

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それでもイーシュンを愛している

なぜイーシュンにだけ、こんな奇怪な事件が起こるのか。シンガポール北西に位置するイーシュンは、マレーシアとの国境に近いからと説明できるからかもしれないけど、距離だけを見れば明らかにクランジやウッドランズの方が近い。それだけにミステリアスなイーシュン、なんか魅惑的な感じがしませんか。

いい年して親になったことがないので実感はわかないですが、素直で従順な子どもよりも、手をかけさせらえる子どもの方が可愛いという感情からでしょうか。とにかく自分も含めチャット内の友達はみんなイーシュンが大好き。ちゃんとポジティブなイーシュン情報だってシェアされてます。

イーシュングルメ情報(^◇^)

という訳でシンガポール滞在者なら、1度はイレブンベストマカンプイスの1つは試して、イーシュンの匂いや空気を感じることをオススメします。シティからMRTでたったの25分。日常の中の非日常を感じることができるかもしれないエリア。犯罪には気を付けてね。