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シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、投資、日々の生活など気ままに書き綴ります。

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ゲイランの魅力!真夜中にシンガポールの歓楽街「ゲイラン」を徘徊してきたのでリポートします。

どうも、歓楽街が好きな性別(男)のXin(しん)です。

先日、週末真夜中の10時半頃、発作的にカオスな地域へ行きたい衝動に駆られ、シンガポールの歓楽街「ゲイラン」へ行ってきました。

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一晩中ゲイランをナイトウォークしてきて今更ながら…「めちゃくちゃ楽しい!」と思ったので、今回はゲイランの魅力を余すところなく伝えようと思います。

ゲイランのガイド…いわゆるゲイランガイドというやつです。

ゲイランとは!

ガム禁止、ポイ捨て禁止、つば吐き禁止、MRT内飲食禁止、その他性的な行為についても何かと厳しいシンガポール。

そんな国に有りながらも、許可された店では合法で女性が買えてしまう特別地域、それがゲイランです。

こういった性に関する事には、殊更に厳しくしたところで違反が増えるだけ。

そこで、いっその事、政府公認で「遊べる場所」を指定して、欲望のはけ口を一箇所にまとめてしまおう。ついでに金も儲けてしまおう。そんな現実的で合理的な実利主義に基づく、シンガポール政府が生んだアジアの巨大な歓楽街。それがゲイランだ。 

ゲイランまで向かう!

ゲイランエリアにはリーゾナブルでコスパの高くて、美味しいレストランが沢山あります。当ブログでも2件ほど紹介したことがります。

今回ゲイランに行こうと決心したのも、真夜中で家の近くの店は閉まってるけど…「ゲイランならどこか良い店が開いているかもしれない!」と思ったから(決して卑猥な動機からじゃないんだからな:汗)。

最寄駅はシンガポール東西線のアルジュニード(Ajunied)駅。しかし今回は、その隣のカラン(Kallang)駅から行くことにしました。カラン側の方がレストランや食べも屋さんが沢山あったような気がするんですよね。

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という訳でカラン駅よりGO。コーフンするね!

有名なインド料理「バナナリーフ」

先ずカラン駅を出て北に歩いて少し歩いたところに見えるのは、言わずとしれた有名なインド料理屋さんバナナリーフ。

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安定の上手さバナナリーフ。カラン駅の近くに、なんと2店舗もありました。

カエル鍋で有名な「G7」

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旅行者にカエルを食べさせたい時に使えるお店「G7」です。

シンガポールに駐在してた友達が帰る間際、ここでフェアウェルパーティをしたことがあります。客間の大半は2階にあります。

「G7」のGとは「GOD」の事。七福神というやつです。カエルと七福神がどう関係しとるのかは知らんけれども。ちなみに自分はカエルは大嫌いです。

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店の前のカエル。起きてるように見えるけど寝ています。

ゲイワールドホテル

シンガポールでは基本的に「男性同性愛」も禁止されてます。「多様性を受け入れよう」みたいなLGBTのためのキャンペーン「ピンクドット(北米でのプライドパレードみみらいな祭り?)」もあるのですが、開催が禁止されたりとか、再開されたりとか。

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しかしゲイランには、このような店が堂々あろうとは。ゲイランがいかに他の地域とは一線を画しているかが垣間見れます。興味深いけど入りたいとは思わないかな。

バー?クラブ?カラオケ?

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綺麗なお姉さん?の写真のパネルがあるバー、クラブ、カラオケ(KTV)かな。

ゲイランで、この類の店には入った事はないのですが、一旦入店すると退店するときは数百ドルぐらい逝ってしまいそう。へタレな自分は入らず終いです。

ゲイランメインエリア :ロロン8~24

美味い四川料理が食べたい!そんな言い訳をしつつ無意識に「成都名小吃」を目指していた。しかし到着してみると、なんと「成都名小吃」だけ閉まっているという衝撃の事実がorz。

お腹は空いているけど、ここまで来たら引き返す理由はない。社会見学をすべく少し進んで男の遊び場があるエリアであるロロン8~24へ。

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このエリアまで来ると、ときどき人とすれ違う時に日本語が聞こえてくる。絶賛「男性月経中」の日本人男性たちで溢れているのか。複雑な気分である。

合法売春!

ゲイラン経済を支える顧客層=ジャパニーズ、の一人である自分も、少し見学してきた。日本人もよく来るのか日本語ができる店主もちらほら。

価格はだいたSGD50.00~SGD80.00。日本円にして4,000円~6,400円、めちゃくちゃ安くないか?

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なんちゃって中国語(マンダリン)を駆使しての中国人のフリに成功する時もあれば、すぐに日本人だとばれてしまう時もあった。

なかには非常に日本語が達者な門番もいて、「日本人顧客」がいかに多いのかが伺える。しかし日本人とばれても吹っかけてくる様子はなさそう。少なくとも自分が見学した3~4店舗は…。

野外賭博場!

ロロン14~16の辺り。何もなさそうなのに人口密度が高そうな小道に入ると、なんと賭け事をしている集団がいました。ビビリながら撮ったので写真がブレブレ。

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カジノに行くときには毎回お世話になってる難易度の最も高い賭博「 大小」をこんな所でやっておる。そして、実際にお金を賭けている。

シンガポールではもちろん違法。これガチでやばくないか。警察が着たら即効で一瞬で店仕舞いするのだろうか。どくとくの緊張感、空気が流れていた。

違法売春 

いわゆる「立ちんぼ」と呼ばれるお姉さん達だろうか。仕事柄のせいか、華奢で綺麗な人もいました。通り過ぎる時に話しかけてきたのですがヘタレにつきキョドって返事ができず。

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結局、通りすぎた後に ブログ書いてる事を思い出して、値段を聞かなかった事を後悔することに。

遠目から観察してみると面白い。彼女たちは黄色人種やアンモー(欧米人)には、必ずと言っていいほど声を掛けるのにインド人には決して話しかけない。

話しかけられても無視するんですよね。人種差別やん、と思うかもしれないんですが基本的に中国人とインド人は、めちゃくちゃ仲が悪いんです。

じゃあ逆に黄色人種である自分が、インド人の立ちんぼの前を歩いたら話しかけられるのか。こちらから話しかけたら返事をしてくれるのか。という事をテストしたくて、歩きながらインド人のお姉さんを探したけど結局見つからず、無念。

電化製品

真夜中に男が集まる歓楽街。エロい店だけじゃなく、こんな感じのスマホショップやガジェットショップも沢山あります。

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最近購入したHTC10のスマホケースを探していましたが、HTC10のアクセサリーはないと断われ続けました(泣)。

流石にこれだけ無数の店があれば、取り扱っている店があるだろうと探し回るも、結局どこも置いておらずorz、諦めました。

ホーカー

流石にゲイランといえど12時を過ぎると普通のレストランは閉まります。結局空いている店はホーカーか、お姉さんが沢山いそうなカラオケ飲み屋だけに。

そんな時間帯でも開いてる店は、ザ無敵の人種「インド人」が運営するホーカー。こんな真夜中にも開いてるとはありがたい。

インド系屋台

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ここでプラッターを頂きました、SGD2.00也。真夜中(店員さん夜勤)なのに、めちゃくちゃ安い。

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中華系屋台

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大好物フライドオイスターを頂きました。確か値段はSGD4.50とか。こっちも真夜中なのに安いです。人が集まるゲイランとあって競合が多いのか、美味しかった。

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タトゥーショップ

タトゥーを入れているシンガポール人は意外に多いです。ほんとうにファッション感覚で彫ってしまう感じ。

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日本では「タトゥー=ヤクザ、ヤンキー」というイメージがあるため、偏見を持たれますが、シンガポールには、そもそもヤクザやヤンキーがいないため、タトゥーに対する偏見もありません。

アダルトトイショップ

ゲイランに限らず、カッページプラザやシムリムスクエアにもあります。折角なので、中に入って見学してみました。

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言わずとしれた大人のおもちゃ「テンガ(TENGA)」は置いてるのか聞いてみました。置いていないようです。

以前は置いていたそうなんですが、日本のテンガサプライアーが大量に購入しないと売ってくれなくなったそう。シンガポールではテンガは人気がないのかもしれません。

アパレルショップ

個人的にゲイランエリアで気に入ったのがアパレルショップ。男性が数多く集まるからか、服も、靴も、鞄も。種類が豊富で安い。そんな店が24時間営業しているんだから、すんごい楽しい(男にとっては)。

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他店では、なかなか見かけないようなデザインのものも売っています。

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ゲイランらしさを彷彿とさせるランジェリ-も。

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もう一店舗。ここは鞄の種類が豊富でした。

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鞄、鞄、鞄の山。普段買い物で時間をかける事は殆どないのですが、ここで長居してしまいました。

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鞄を数点購入しました。安いけど、安っぽく見えないものもちらほら。

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ゲイラン=食欲を満たし、性欲を解消するための場所。というイメージしかなかったけど、まさか物欲まで満たしてくれるとは。365日毎晩楽しめるナイトマーケットみたいなもん。

このあと鞄を買って結局午前2時半頃にウーバータクシーで家まで帰りました。

まとめ

ゲイランは、男性の性欲を解消する場所としてクローズアップされる事が多いけど、食欲を満たしてくれる美味いしい料理屋や、睡眠欲を満たしてくれる安いホテル、物欲まで満たしてくれる楽しい商店もある。

ついでに(何かがあっても完全自己責任だけど)野外賭博場や違法売春で背徳感まで味わえてしまう素晴らしさ。まさにオールマイティなエンターテイメントタウンと言えるだろう。

特にバジェット旅行者にお勧めしたいのはホテル。シンガポールではども地域でもワンルームに泊まるなら1泊SGD150.00(12,000円)以上は覚悟しとかないといけない。しかしゲイランには5,000円~10,000万円以内で泊まれてしまうホテルも少なくない。

リンク先はエクスペディアになるけど、ゲイラン地域のホテル価格を見て頂ければ、その安さが分かると思う。

特に男性で夜遊びしようと思ってる人はその界隈のロロン8~24が辺りに泊まれば一石二鳥。具体的には以下のホテルなんか立地抜群だと思う。

※ファイブ6ホテルの一泊平均は1万円前後、その他は何れも5千円前後。

卑猥なエリアを避けたい女性も、そのエリアから離れた地域のホテルに泊まればよいだけ。しかし種類の多いホテル81系列は「ラブホ」という位置づけなので、苦手な人は避けた方がいいかも。

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ちなみに、シンガポールの中心地であるラッフルズ・プレイスまで約12分と中心地から近く家賃も安いという事で、最近は男女の如何に関わらずゲイランに住む日本人も増えているんだとか。うむ自分もゲイランに住みたい。

来月、シンガポールにはじめて来るというタイ人女性をアテンドする事になっているのだけど、ゲイランを観光コースに組み込むか検討中だ。