SINLOG

シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、投資、日々の生活など気ままに書き綴ります。

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現実世界でラットレースを抜け出すために大切な2つのこと。

先日キャッシュフローゲームのアクティビティを発見したので参加してきました。

何処でどんな仕事をしていようが、この世では「経済的に自由になりたい」と思う人が大半だと思います。シンガポールのなんちゃってインド系企業で働く自分も例に漏れず、お金のために自分の時間を使って、他人の会社の繁栄のために働き続けるという事に嫌気や劣等感を感じています。いつか、ラットレースから抜け出したい。そんな思いで意を決して行ってきました。

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この世の中で大切な三つの事

この世の中には、「お金」と同じくらい大切なものが2つあります。「命」は「お金」よりも大切なので「命」ではありません。「お金」と同じくらい大切な2つのものとは一体なんでしょう?

答えは「時間」と「教育(技術や知識)」です。一握りの金持ちを除いた人々の活動は、時間を消費してお金を稼ぐ、稼いだお金を使う。このルーティンです。少ない労力、少ない時間で沢山のお金を稼ぐためには高い技術が必要です。逆に言うと教育を受けて高い技術や知識を身につければ、効率よく金が稼げるということになります。

時間 × 教育(技術や知識)= お金

たとえば五体満足でも身体を動かすことしかできなければ工場や建設の肉体労働の仕事しかできません。しかし計算ができればコンビニやスーパーのレジ打ちができるので肉体労働から解放されます。難しい法律や医学の知識を身につければ、資格を取って弁護士や医師になり、少ない時間でより多くのお金を稼ぐことができます。弁護士や医師も、ハードな場合があるかもしれませんが、他の職業の人たちより沢山のお給料がもらえます。

時間は一番大切かもしれない

弁護士や医師になるためには長い年月が掛かります。単純労働でお金を稼ぐのにも時間が掛かります。でも、お金は銀行に預けて時間が経てば僅かだけど増えます。日本の普通預金では1年に0.01%くらいしか増えないですがオーストラリアやカンボジア(ドル預金)では1年に5%くらい増えます。経済学では現在もらえる100万円と1年後にもらえる100万円では前者の方が価値が高いんです。ごちゃごちゃ余計なことを書いてしまいましたが、何が言いたいのかというと「時間はめっちゃ大切なものなんやで」ということ。

大金持ちの人は「お金と時間どちらが欲しい?」と聞かれると、時間だと答えるでしょう。お金は増やすことができるけど、時間は増やすことはできないから。考えようによっては時間はお金や教育(技術や知識)なんか比較できないほど大切なもの。だから自分のお金にもならなないし、知識や技術にも身につかないサービス残業なんて時間の無駄以外の何者でもないんです。たとえば1ヶ月に100時間残業した場合、時給1000円と安めに見積もって換算しても10万円。1月にこの金額以上のものを無条件で会社に献上しているようなもの。

お金を自分ために働かせる

このように時間、お金、教育(技術や知識)の関係性を考えた場合に、裏技と言ってもよい今では超有名な方法が「お金を自分のために働かせる」ということ。平たく言うと投資です。

時間 × お金 = お金

キャッシュフローゲームでは「不労所得」が「毎月の支出」を上回るとラットレースから抜け出せます。ゲーム内で、貯金の中からビジネスや不動産に投資して、不労所得を増やす。そして、お金を稼ぐために自分の時間を消費しなくても、生活できる不労所得が得られるようになれば、次のステージに進めるわけです(ま、ゲームしたことある人からすると当たり前のことだけど)。

「働きたくないから、楽したいから」という理由で、経済的自由(ラットレースを抜け出した環境)を求める人は多いと思います。これは真面目な人からすれば怠惰な考えにも聞こえるかもしれないです。しかし今までお金を稼ぐために使っていた時間が、全て自分でのものになると考えると、やはり経済的自由は魅力的ですよね。「お金」だけでなく、お金よりも大切かもしれない「時間」も全て自分のものになるですから。

ラットレースの抜け出し方

こちらの図。ロバート・キヨサキ著「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んだことがある人なら誰でも知ってますよね。EはEmployee(従業員)、SはSelf Employed(自営業)、BはBusiness Owner(ビジネスオーナー)、IはInvester(投資家)のことを意味します。

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左の「EとS」が、お金のため自分が働く状態。右の「BとI」が自分のためにお金が働いてくれる状態を意味します。我々は左半分から右半分にどうしてもシフトしたいわけです。

キャッシュフローゲームが終了した後、9年間「S」でくすぶっていたけど、右側にシフトすることができた方の講演がありました。随分長い間左側でもがいたけど、右側に移った時に右側に移るために必要なことが分かったんだそうです。

その必要な事は「①チーム」と「②システム」だそうです。

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以前は「右側にシフトするためには自分が何もかも一人でできるスーパーマンにならないといけない」と思っていたそう。しかし、成功するためには、既に成功している人の話しを聞いて模倣した方が手っ取り早いし、できない事は仲間と協力して勧めた方が手っ取り早い。後はその流れをシステム化すれば完璧です。

①チームについて。例えば一人でアプリケーションのコーディングができても、アプリのデザインをしてくれる人がいないとアプリは完成しません。もし、貴方がデザインに長けているのであれば、自分でアプリのコーディングを勉強するより、その時間を使ってアプリのコーディングができる人と協力して、アプリをばんばん作った方が効率がいいです。

②システムについて。貴方の役割がアプリのデザインだとします。しかし、貴方は階段から転落して、一ヶ月入院することになりました。一ヶ月間は仕事が進まないので収入がゼロです。ですがもし、貴方が動けない時に自動的に誰かに仕事を割り当てるシステムができていれば、収入が途切れることはありません。

このように収入を安定させ増やしながら投資して「B」や「I 」に移行させるそうです。

何から始めるべきか?

簡単に聞こえるけど難しいですよね。自分は一応海外の外資で働いていますが、外国語コミュニケーション能力以外に、これと言って特筆すべき能力がないなと焦りを感じています(今まで何度もジョブホップしまくってきたので自業自得ですが・・・)。おまけに「B」から「S」にもシフトできていないので悲惨かもしれない。

とにかく今出来ることは、できるだけ技術を身につける事を意識しながら仕事をして「S」の準備をする。同時に無理ない程度に出費を切り詰めて、投資して不労所得を少しづつでも増やすこと。後はセミナーに行ったり、本を読んだりして、自分にも投資することでしょうか。

せっかく日本に生まれて、ちゃんと教育も受けさせてもらって(三流私大卒やけども)今に至るので、そのチャンスを無駄にしないように生きていきたいです。