SINLOG

シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、投資、日々の生活など気ままに書き綴ります。

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ベトナム・ダラットが悲しい街と呼ばれている理由。

一年半程前に訪れたベトナム旅行について書きます。自分が初めて訪れたのは、ダラットと呼ばれるベトナムの超マイナー都市でした。

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一週間足らずのベトナム旅行。もともとホーチミンでまったり過ごす予定でしたが、カウチサーフィンで観光案内を名乗り出てくれたベトナム人に誘われたんです。

会ったこともない人とベトナムの片田舎へ旅行。不安もありましたが、冒険心の方が勝ってしまいました。

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USD35.00払えばホーチミンから飛行機で一瞬で飛べる距離を、6時間も掛けてバスで移動。体力的に相当疲れましたが、現地のベトナム人に囲まれての旅行を楽しむことができました。

ダラットの魅力

ダラットは、フランス人によって避暑地として開拓された都市。花の都と呼ばれていて、カップルや新婚夫婦のハネムーン先として大人気です。

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ベトナム人の陽気な性質を、そのまま映し出したかのような高原リゾート。都会の喧騒を離れて、ゆっくりしたい人にオススメです。

ダラットの暗い過去

ですがそんなダラットは心霊スポットとしても有名です。市内から少し離れた郊外には、お化け屋敷があります。ダラットは別名「サッド・シティ(悲しい街)」とも呼ばれているのです。

なぜ悲しい街と呼ばれているのか、今回はその理由を紹介します。

むかしむかし結婚したての夫婦が大きな家に住んでいました。が、すぐに離婚してしまい、彼はこっそり家を出ていきました。

そのとき既に彼女は妊娠していてお腹が少し膨らんでいましたが、彼は戻っきません。電話なんてない時代だったので当然だれも呼べませんでした。

ダラットの郊外は今でも家と家が離れていて、彼女が助けを求め歩いていける距離にも、家はありませんでした。

結局、最後まで出産の介助に来てくれる人はおらず、呼ぶこともままならず、彼女はそのままお腹の中の子供ともに亡くなってしまったのです。

 

 

月日が過ぎ、ある家族がその家に引っ越してきました。しかし夜になると誰もいないはずの階段から足音や子守歌、赤ん坊の泣き声が聞こえて来るのです。

それが毎晩毎晩つづき、気持ち悪がった家族は結局・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別の家に引っ越しました・・・(・へ・)

 

 

 ・・・という彼女を置いて去った彼が、女性から猛バッシングを受けそうな内容ですが(勿論自分もこの男性は鬼畜だと思います)、実話らしいです。

陽気で幸福度の高いベトナム

ただ、一つ言えることは、ベトナム人は日本人からすると信じられないくらい陽気な国民性の持ち主なのです。

きっと彼女を置いて去った彼は、彼女は一人で助けを呼べるだろう、若しくは家族が助けに来てくれるだろう、とでも思ったのではないでしょうか? 

ほとんどの旅行日数をダラットで過ごしました。ダラットは想像以上に田舎で、ホーチミンで一週間過ごした方が楽しめていたかもしれません。

だけど、ベトナム人と一緒に旅行したことで、彼らが日頃何を考えて、どう行動しているのか間近で確かめることができました。

国民の平均月収約USD200.00。平均結婚年齢23〜24歳。にも関わらず幸福度は比較的高いです。

随分と国からコントロールされている社会主義国家だからこういう結果になるのか?

「人の幸せとは一体何なんだろう?」

いろいろと考えさせられた旅行でした。