SINLOG

シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、投資、日々の生活など気ままに書き綴ります。

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電車内での痴漢事件についてフェイスブックで議論するのがシンガポール流。

日本の人口は約1億2,700万人で、シンガポールの人口は約500万人。24分の1程しか国民がいないから単純に比較はできないけど、シンガポールの犯罪率は比較的少ない。車内での痴漢行為も日本に比べたら少ないと思う、というか日本が多すぎるんじゃないだろうか?

痴漢が起こりにくい環境

シンガポールでは日本ほど、勤務の開始時間には厳しくないし、時刻表も存在しないし、電車の本数も多い。だから、無理して電車にぎゅうぎゅう詰めで乗るくらいなら、次の電車を待つのが一般的。余裕があっていい。

なので車内で鞄を手で持たなくても、落っこちない程ぎゅうぎゅう詰めになることなんて、先ずありえない。それに痴漢したら、加害者が男性の場合は鞭打ち刑が待っているから。

シンガポールでの痴漢

それでも、シンガポールでは痴漢行為が全くないわけではない。この男性、二回目の痴漢行為らしい。いや、見つかったのが二回目なので、実際は何回目なのかは分からない。

一回目に見つかったのが、2015年11月5日の夕方、南北線ウッドランズ方面の電車にて。男性が下腹部を、女性の臀部に接近させ、カティブ駅で無理やり下車させられた。

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二回目に見つかった今回も同様の手口。2015年12月9日の夕方、東西線のパシリス駅方面車両内にて紺色の服を来た女性に対して約10分間の間、痴漢行為が行われた。

男性は痴漢行為を撮られていることに気づき、行為を止めユーノス駅で下車。動画を撮影した目撃者が、被害者女性に対して、男性に接触されたか聞いたところ、驚いたとに女性は痴漢された事に気づいていなかったと証言。

鞭打ちの刑は?

一回目に撮影されて捕まえられて「鞭打ちの制裁」あったのだろうか?実際に鞭打ちの様子を動画で見たことがある。大きな鞭でお尻を何度も打たれ、肉はひび割れ、お尻から血しぶきが出ていて、見るに堪えなかった。臀部の傷は一生の残るらしい。のほほんと犯罪行為を繰り返す加害者。シンガポールの罰則は甘っちょろくなったのだろうか?

フェイスブック内で議論するシンガポール人たち

リンク先のフェイスブックページにて。「なんでさっさと警察に引き渡さないの?」「この変態が」「ゲイランに行け!」という声から、「なんで女性は動かずにじっとしているんだ?」「なんで被害者女性は”Shiok(気持ちいいの意)”と感じているのかもしれないなんて書き込みがあるの?」という声もあって、驚いてしまった。フェイスブックでの書き込みなので、皆ある程度自分の発言に責任を持って書いている。

痴漢行為をSNSで拡散するのは防止につながるのでは?

こうやって犯罪行為を動画に抑めて、SNSで議論するのは痴漢防止につながるのではないかなと思った(痴漢の場合はまず周りが助けないといけないけど・・・)。

最近高校生が寝ている人を面白がって撮ってツイッターでアップ、炎上したニュースがあったけど、日本ではSNSは悪いことにだけ使われ過ぎている。SNSはこんな風に犯罪防止に役だてることもできるんじゃないだろうか?

今回の例の場合は、二度目が起きてしまったけど、何れ加害者は捕まって、それなりの制裁を受けるだろう。