SINLOG

シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、投資、日々の生活など気ままに書き綴ります。

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台湾旅行(10)- 台中→台南 - 自強号でナンパした話。

台中駅にはBIG ISSUEも売っていた。

ジョンと別れた後の台中駅。

マスクをしている人が多いなと思いつつ、券売機を見つけ台北の時と同じ要領で早速切符を購入した。

が、ある異変に気づく。


(切符を買うのが遅すぎた。)

過ぎてしまったことは仕方ない二時間立ちっぱなしで我慢しよう。

自強号に乗り込む。

やはり、自分以外にも「No Seat」が沢山いるようだ。

救済措置として一番後の席は、こんな感じになっていた。

こんな風に工夫して座っている人もいる。

車両と車両の接続部分で、じっと待っている人もいた。

「暇だ!やることがない・・・」

仕方ないので、車両接続部分で外の風景を眺めていた。すると・・・全国の田中さんにとって親近感が湧く光景が現れた。

「た、田中ぁぁぁぁ(心の中で)!」
(ちなみに自分の身近な友人に、田中という名前の人はいない)

そして、結構大きい都市くさい嘉義に停車。

その後、ゆるゆると発車して結構な時間が経っただろうか。切符が示している通り到着時間は12時16分だ。しかし、12時9分頃に動揺させられる出来事が起きた。電車が自分の知らない駅に停車したのだ。

「え、ちょっと待って!ここが台南?」


(台南は古都と聞いていたのに、これじゃ何もなさ過ぎだ。)

偶然同じ車両の接続部分にいた、かなり若めの若干田舎っぽいけど、綺麗目な女性に尋ねた。

 

Xin「ここは、台南ですか?」

女性「いいえ、台南じゃないですよ。」

Xin「英語は喋れますか?」

女性「(首を横に振る)」

(仕方ないので中国語で踏ん張る。)

Xin「台南まで行く予定です(切符の行き先、時間を見せる)。だって、今もう12時9分ですよ。」

女性「まだ、7分ありますよ(笑)」

 

ここは台湾といっても海外だ。そんな、たかだか7分で、この列車が再び発車して次の駅に止まるものなのか?

 

Xin「あなたは何処に行く予定ですか?」

女性「高雄です。」

Xin「へぇ、そうなんすね。高雄へは、明日行く予定です。旅行中ですか?」

女性「カレッジ(短大)から、実家へ帰る途中です。」

Xin「短期大学生ですか(若すぎだろ)?今日は金曜日ですけど、学校はないんですか?」

女性「取っている授業がないので(笑)」

Xin「なるほど。Facebookは持っていますか?」

女性「はい。」

Xin「良かったらFacebookでAddしてもらえませんか?」(ちゃっかり、FB交換を求める)

女性「いいですよ。」

Xin「ゴシゴシ(スマホを取り出して、FB検索ページにして手渡す。)」

女性「入力できない(汗)」

Xin「あぁ、すみません。(入力方法を中国語〔ピンイン〕にして手渡す)」

 

入力方法が中国語(ピンイン)はこんな感じだ。

↓ ↓ ↓ ↓

 

女性「入力できない(汗)」

Xin「(まじか?ピンインでも入力できないのか?」

 

そんなこんなしているうちに電車は本当の台南駅に到着。アワアワ・・・時間がない(  ゚Д゚.)。結局、スケッチブック(アプリ)で名前を漢字で書いてもらい、後で友達申請させて頂くことにした。「何だよこの外国人、ナンパしてるぜ!」とじろじろ見てくるおっさんを横目に女性にお礼を言ってそそくさと車両から出たのだった。

台湾の古都「台南」に到着した。

ちなみに、この日の観光が終わった後、女性にFBの友達申請をして承認された。彼女のFacebookのタイムラインを見ると「ちょ、つい最近まで高校生じゃね?」みたいな写真が沢山あったので若干引いていたのだけれど「断られてもネタになるしな!」と思い次の日の高雄観光案内を打診してみた。

そして、見事に玉砕したんだ。


(苦し紛れに書いた中国語。きっと間違いだらけだ。)

ついでに付け加えるなら、彼女により後日、FBでアンフレンドされていたのは、ここだけの秘密だ。FBで年齢もばれただろうし、さしづめ「電車の中でナンパしてきた、気持ちわるいおっさん」とでも思われたのだろう。

まぁ、でもよいのだ。「来るものは拒まず、去るものは追わず」なのだから。